Raspberry Pi/Pi Zero用のNB-IoTモデム/GPS HATボードを買ってみたけど、失敗だったようだ

Raspberry Pi/Pi Zero用のNB-IoTモデム/GPS HATボードを買ってみたけど、失敗だったようだ。

Raspberry Pi用NB-IoT/eMTC/EDGE/GPRS/GNSS拡張ボードモジュール Zero/Zero W/Zero WH/2B/3B/3B+ ラズベリーパイ拡張ボード (Amazon)

Raspberry Piなどのマイコン用に3Gや4G(LTE)のモデム基板が電子工作用に売っている。3GPiとか4GPiとか、他にも何種類か存在するようだ。
しかし、これらの値段は結構高く、それなら代わりにPC用の汎用のUSBモデムドングルを使うとか、mini PCI-expressやM.2の小型のモデムモジュールを変換して使うほうが安く済ませられる。

値段が高いものだとあきらめていたのだが、Amazonで上記の安いモデムモジュールのHAT拡張ボードを見つけたので、買ってみた。
あまり仕様とか調べずに注文してしまったが、失敗だったようだ。

この製品は、3Gや4G(LTE)のモデムではなく、 LTE技術をベースにしたIoT向けの電波方式のNB-IoTやeMTCというものに対応したモデムだ。
LTEモデムとしても使えるのかと思ったら使えないようだ。

SoftBankがNB-IoTを業務用向けにやっているようだ。
日本初、NB-IoTの商用サービスを開始 プレスリリース ニュース 企業・IR ソフトバンク

eMTCは、LTE-MとかLTE-Cat-M1とかいうものらしい。SORACOMのLTE-M ButtonWioLTE-M1/NB1とかで使われている方式のようだ。
KDDIの回線のSIMをSORACOM IoT SIM(plan-KM1)としてソラコムが売っている。
特定地域向け IoT SIM (plan-KM1) – IoT プラットフォーム 株式会社ソラコム

SORACOMのplan-KM1のSIMを買えば使えそうな気がするのだが、もう1つ見落とし(?)がある。

このモデムHAT拡張ボードには、SIM7000Eというモデム部品が搭載されている。これはヨーロッパ向けなので、日本やアジア地域で使えない方式なのかもしれない。アジア版はSIM7000Cというモジュールなので、それが搭載されたタイプのものを買うべきだったのかも。
(追記 – 注文した商品ページの写真を再確認したらSIM7000Cが搭載されている。SIM7000Cのものをちゃんと注文していたはずだった。しかし届いた商品が間違っているという状況だ。返品交換できるだろうか?)

専用SIMを持っていないので、 とりあえずはモデムとして使うのはあきらめて、GNSS(GPS)のモジュールとして使ってみようと思う。(GPSアンテナも付属している。)

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