タバコの受動喫煙症の化学物質過敏症の症状に対する対策として窓を開けて換気をするというのがあるのだが、自分の場合には逆効果だった。
どんな疾病かというと、このあたりが詳しい。
・タバコと化学物質過敏症 | 公益社団法人 受動喫煙撲滅機構
対処方法としては、このあたり。
・化学物質過敏症の予防・対処法 - 化学物質過敏症支援センター
まず、原因となっている化学物質から離れるというのがある。
しかし、マンションを購入してしまったあと、真下に喫煙者が引っ越してきたという自分のケースだと、容易に引っ越すことができない。
下の住人やマンション管理組合と話し合いしても解決せず、裁判を起こしたが証拠不十分で棄却されてしまった。
結局、他の場所の中古マンションの部屋に移って避難生活をしているのだが、こちらでもどこからかタバコの煙らしき汚染が部屋に漏れてきていてつらい。
次に、部屋の換気をすることというのがある。
タバコの煙に含まれる有害ガスのホルムアルデヒドなどVOC(揮発性有機化合物)を測定するセンサーを使って、センサーの値が高いときには換気をするというのを試していた。避難先の部屋での話だ。
部屋の中ではあまり高いVOCは測定されていないのだが、過敏症の症状が出るので他の化学物質に対しての過敏症も発症しているのかもしれない。香水とかだ。ファミレスとかの飲食店で近く(5メートル~10メートル)に香水を付けた女性客や女性店員が居ると過敏症の症状が顕著に表れるようになってしまった。
VOCセンサーの値も微妙に上下するので、センサーの値が高めな時にファミレスとかに避難をしていた。
VOCセンサーの値は部屋の窓を開けると下降し、窓を閉めると上昇するという場合が多かった。
2つのセンサーを窓の内側と外側に設置して比較したりしたが、比較的に内側の方が高めだ。
しかし、ときどき逆転することがあった。タバコの煙が風向きによっては斜め下の方向から流れてくる場合があるようだ。
窓を開けっ放しにしていると、どうもタバコとかの有害物質がたまに外から入ってきてしまう。
窓を閉めていると、おそらく床下から漏れてくる正体不明の匂いがしないが香水のような刺激のある有害がガスがたまに漏れてくる。
結局、窓を開けて換気するのがベストな対処だとは必ずしも言えない。
あと、運動して汗をかいたりして体内に取り込んでしまった化学物質を出すというのがある。
いわゆるデトックスだ。
避難する前に、部屋でエアロバイクを漕ぐ運動をよくしていたのだが、有酸素運動で呼吸したせいで余計に有害な化学物質を吸い込んでしまっていたようだ。そのときにはまた受動喫煙症が酷くなる前だったので気がつかなかった。
医療機関を受診するというのが最後に書かれているが、専門の医者が存在しないので難しい。
喉に異常がでるのだが、呼吸器科を受診しても喉に対してはどうも専門外らしく、咳とかの症状に対して対症療法として肺とか気管支の炎症を抑えるための吸引薬のステロイドのスプレー薬を処方してくれるだけだった。
一応1年くらい吸引して治療を続けたが、化学物質過敏症が治るようにはあまり感じられなかった。