山梨県の富士湧水の里水族館(森の中の水族館。)に行ってきた。
(水族館に行ったメモ:シリーズ その12)
期間限定の企画展で貴重なクニマスの展示をしている。
名古屋から日帰りで出掛けようとすると結構大変だ。
この水族館の最寄りの駅は富士急行線の富士山駅で、そこから路線バスで行かなくてはならない。
まずJRで大月駅に行くのだけど、名古屋からだと中央線で長野県の塩尻駅を経由する方法と、新幹線で一度東京に出てから大月に向かう方法があり、後者の方が速いのだけど節約のために塩尻経由ルートにした。
名古屋駅から塩尻駅は、特急しなの1号を使って少し時間を節約した。
塩尻駅から甲府の区間にも特急はあるのだけど、そこまで時間を節約しなくても大丈夫そうだったので普通電車で移動し、さらに普通電車を乗り継いで大月駅に移動した。
大月駅から富士急行線の河口湖行きの普通電車に乗り換えて、終点の1つ手前の富士山駅まで乗車した。
富士急行線はSuicaを使うことができた。
富士山駅到着13:05。駅からは富士山がだいぶ近くに見える。
富士山駅は結構大きい駅だ。
駅前すぐの所にバス乗り場と案内所がある。バスの時刻を聞いて、バスの切符を買った。(小銭がなかったので)
事前に一応バスの時間を富士急山梨バスホームページで調べていたのだけど、すごく分かりにくく調べにくかった。
さかな公園という停留所が目的地なのだけど、一般路線バスのどれで行けるのか上記のページで、一般乗合バス → 一般路線バス 富士五湖エリア・富士吉田地区時刻表 → 内野~忍野八海~富士山駅 時刻表と順番に辿るとバスの時刻表がPDFでダウンロードするまで大変だった。
しかも、この時刻表の中には目的地のさかな公園停留所が書いてないし路線図も無いので、さかな公園を通って止まってくれるのがどのバスなのかさっぱり分からない。最悪の場合、途中の忍野入口あたりまで行って残りを徒歩というのも覚悟していた。
現地のバス乗り場の路線図や時刻表にもさかな公園停留所は書いてないので、不案内で不安だった。
案内所があったので助かったが、路線図には停留所を省略せずに書いてくれないと困ると思う。
バスに乗って、無事にさかな公園停留所に着いた。13:35くらいだった。
あとは徒歩で水族館(さかな公園)に向かった。
徒歩5分くらいで到着。
途中というか公園のすぐ手前に山梨県水産技術センター忍野支所があった。
水族館のバックヤードの役割をしているのだろうか?
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さかな公園の入り口を入ってすぐの所に水族館がある。
山梨県立富士湧水の里水族館、通称「森の中の水族館。」。
富士山周辺や山梨の淡水魚の展示がメインだそうだ。
この水族館のメインの大水槽「二重回遊水槽」。
美しい。
2階から見ると2重になっているのがよく分かる。外側に大型の魚、内側に小型の魚と分けられており、小型の魚が食べられてしまわないようになっているようだ。
内側からの眺めも美しい。
クニマスの特別企画展示。期間限定だ。
クニマスは美味しいらしいが、食べられるようになるまで回復するのには相当時間が掛かりそうだ。
他にも企画展。湧き水に棲む生き物たち。
ハコネサンショウウオは、石の下に潜っているのか見ることができなかった。
珍しい淡水魚コーナー。
古代魚とか。
ブラックゴーストは発電するのだそうだ。
2Fは主に学習スペースっぽい感じになっていた。
一角は休憩コーナー兼、お店になっている。
1Fの一角も半地下になっていて、休憩所から建物の外の池の中を鑑賞できる。
美しい。
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帰りは、次のバスまで30分以上時間があり、どこかで昼食を取りたかった。
バス停近くにレストランがあったが、休業だった。
人里からちょっと離れた山の中の田舎なので食べ物屋は少ないようだ。
バスで来た道を歩いて町のほうに歩くことにした。途中にいくつか店があったはずなので。
路肩を歩くのだけど、このあたりは道が狭いわりにバスなどの大きい車が結構通るので夜だと危なかったかも。
このあたりの川ではフライフィッシングのみで、餌釣りは禁止らしい。
ハイキングコースへの入り口のあたり。このあたりから歩道が分離されて安心して歩くことができる。
忍野入口。このあたりが山の入り口という感じの場所だ。
さらに少し歩く。
行きのバスで見かけた山梨名物ほうとう店。ここで食べたかったが休業日で閉まっていた。
少し先にもう1店あった。
時計を見るとそろそろバスの時間が近くなってしまったので、食事は断念。
バス停かタクシー乗り場みたいなのを探してまた少し歩いた。タクシーは全然みかけなかったが。
さかな公園から富士山駅の中間の新屋というバス停でバスを待った。
しかし、時間通りに来ないし、来たバスに乗りたかったのだけどバスが停留所に立っている自分を無視して通過して行ってしまった。
これにはまいった。後の電車の特急券座席指定券は既に買ってあって、電車の時間は決まっているので、遅れてしまって時間通りに駅に行けないと困るからだ。
次のバスは時刻表だと10分後なので待ってそれに乗ろうとしたが、予定より15分くらい遅れて到着した。
平日だからか自分以外には乗客がいなかった。
富士山駅からは予定より1本遅い電車に乗ったが、甲府での乗り換えで追いついて予定通りの電車に乗ることができた。
甲府からの予定の電車はなぜか15分遅れで出発したので、塩尻での特急に間に合うのか不安だったが、到着時には時刻通りにちょうど到着したので無事に乗り換えできた。
塩尻からは特急しなの号で名古屋まで乗って帰ることができた。不幸中の幸いで、かなり幸運に助けられた。
路線バスを旅行の予定に組み込むのは危ないというのがよくわかった。
結局ろくに食事はできず、駅の売店でパンを買って食べただけだった。
行きには甲府駅で乗り換え待ち時間が25分あったので、おやつに桔梗信玄餅クレープというのを食べたのだった。
水信玄餅とか食べられたらよかったのだけど、駅の近くには売っていないそうだ。
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追記
今回は富士山駅から行ったのだけど、東海道線から御殿場線の御殿場駅に行って、そこから河口湖行きのバスに乗って行くこともできたらしい。
バス会社のホームページが調べにくかったのもあって、気がつかなかった。
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追記
クニマスの展示は期間限定なので、その後はもう展示していないらしい。
西湖ネイチャーセンターのクニマス展示館で展示しているので、そちらで見ることができる。