ファミコンのディスクシステムの筐体には乾電池スペースとか空きスペースが多いので、そこにファミコン互換機の自作キットとRAMアダプターを内蔵したものを自作できないだろうか?
ファミコン互換機の自作キットというと「ファミつく」というキットがある。
今は、HDMI出力に対応したファミつくHDMIというのが売っているようだ。
(FC互換機DIYキット)ファミつく HDMI (Amazon)
おそらくこのファミつくHDMIというのは、8bitコンパクトHDMIという互換機の中身だけを売っているのだと思われる。
しかし、8bitコンパクトHDMIをディスクシステムに繋いで試してみたのだが、残念ながらディスクシステムは動作しなかった。
・ファミコン互換機の8bitコンパクトHDMIというHDMI対応の機種を手に入れたのだが、ディスクシステムは動かなかった
ファミコン互換機の自作キットというと、あと自分の手持ちだと魑魅魍魎らしき基板を持っていて、どこかに仕舞ってあるはずだ。
あるいは、ディスクシステムで動作が確認できるファミコン互換機の安い中古品を入手して、中身の基板だけを流用するというのでもよさそうだ。
・ファミコンのディスクシステムが、ファミコン互換機の手持ちのもので動くかどうかいくつか試してみた結果(+α)のまとめ
自分が持っている機種の中で使えそうなのは、ファミレーター、ふぁみ魂家郎の2機種だ。
ふぁみ魂家郎は、分解して中身の基板とかはすでにチェック済みだ。ちょっと基板が嵩張る感じなのが難点だ。せっかく筐体を削る改造をしたのでその手間が無駄になってしまうというのもちょっと勿体ない。
あとでファミレーターも分解して中身を調べてみる。
FDSKEY+DupliFDSでのディスク吸い出しがうまくいかなかったので、中の基板の電源部分に大きめの電解コンデンサーを取り付ける実験をしようとしていたので、ちょうどよかった。
—
あと、RAMアダプターも小型化が可能らしい。
・ディスクシステム(FDS)用 RAMアダプタ縦型基板【DRAMx4版】 – BAKUTENDO
RAMアダプターには2種類あり、DRAMのICが4つの前期型RAMアダプターと、DRAMのICが1つの後期型RAMアダプターというのがある。
小型化(縦型化)のキットにも前期型,後期型のそれぞれに対応したものが出ている。
ちょっとこのキットは難易度が高い。もとのRAMアダプターからICを全部半田ごてで取り外してキットの新しい基板に載せ替える必要があるからだ。
うまくいけば後期型のRAMアダプターはかなりの小型化が可能となる。
問題は、自分の手持ちのRAMアダプター2つのどちらも前期型だということだ。
—
RAMアダプターまで内蔵するのは大変なので、ファミコン互換機キットの内蔵だけにしておくという妥協案もある。
それだと、ディスクシステムの筐体の上面にカセットを挿すための穴を開ける必要がある。これがちょっと面倒かも。