100円ショップの材料で簡易水耕栽培を試してみる – ピートバン・パーム培土

100円ショップの材料で簡易水耕栽培を試してみるという話の続き。

パーライトの培土だと、あまりうまく育てられなかった。水耕栽培に使った液体肥料の選定がよくなかったせいかもしれないが、原因がはっきりしない。
再チャレンジするにしても、パーライト培土は最後に処分するときに面倒なので、燃えるゴミとして捨てることのできるパーム/ピートの培土を使ってみる。

最初は、去年使った「畑deおやさい」の容器を再利用して、固形の土だけを新しくして使いたいと考えていた。
しかし、専用の固形に固められた土というのがもう手に入らない。

ピートバンが使えるのでは? と思ったので、試してみた。


しかし、畑deおやさいの容器とサイズが合わない。

100円ショップの洗い物用の乾燥カゴ付き容器を代わりに使ってみる。

畑deおやさいの容器のようにカゴの底に水を吸い上げるためのフェルト布を細工した。

フェルト布の上にピートバンを置いた。

ピートバンは水を吸って膨らんだのだが、柔らかくなって端の方が崩れてきてしまった。

2016年11月上旬、ピートバンの端の方は避けて種まきして、春菊を室内のLED光で育ててみる。


水耕肥料は、定評のあるハイポニカの2液のものを使った。

2016年12月下旬、ある程度の大きさになってから成長が止まってしまった。

エアーポンプ無しの水耕だと成長がよくない気がする。

あきらめて収穫して、年末すき焼きに入れて食べた。


2017年5月。
ピートバン/パーム培土が2種類ほど残っていたので混ぜて全部使ってみる。
今度は土を最初からほぐして使うので、土がこぼれないように大きなフェルト布でカゴ全体を包むように敷いて、下のトレー状の養液容器にフェルト布の端が浸かるように細工をした。

ほうれん草の種を種まきした。

上記の混合した培土が余ったので、紙コップでの栽培も試してみる。
「ファミマの育てるサラダ」の方式をアレンジして、容器の底に穴を空けて、水(養液)を張ったトレーに設置してみる。
100円ショップで買った大きめの紙コップを使う。

二十日大根の種を種まきした。収穫が早くできるというのを期待してる。
二十日大根くらいなら紙コップの深さは大丈夫だと思うのだけど。

3日ほどでカイワレ大根のような芽が出てきた。

室内で白色LED光で育ててみる。


2017年5月下旬。10日ほど経過した。
少し育ってきた。


2017年5月末。20日ほど経過した。


20日ほど経過しても二十日大根はまだ全然育ってない。

パーム土にカビが生えてきて気になったので、薬で対策した。


2017年6月下旬。


成長が悪く、大きくなっていかない。失敗のようだ。
光の量が足らないのかもしれない。

あと、パーム土から小さい羽虫のようなコバエが発生してしまっているようだ。
カビ対策のように薬で退治というのは難しいみたいだ。
諦めて、全部廃棄した。

パーム土を使う屋内水耕栽培は意外と難しい。
室内なら土を使わない完全水耕キットのほうが楽みたいだ。




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