ライスジュレを使ったグルテンフリーのお好み焼きを食べてみた。
ライスジュレという米を原料にした小麦粉の代用にすることのできる食材があり、そのライスジュレを使ったお好み焼きが大阪の千房というお好み焼き店で食べられるという。
・小麦使わぬ「粉もん」材料 ヤンマーが量産成功:朝日新聞デジタル
グルテンフリーというのは近年見かけるようになったキーワードなのだが、どうもよく分からない。
グルテンを摂取しないというのは、腎臓病や免疫疾患などの特殊な病気の人のグルテン摂取制限をする食餌療法が起源らしい。
だが、それだけでなく、小麦アレルギーの場合に特に小麦グルテンに含まれるたんぱく質が原因物質となる場合が多いので、小麦アレルギーの人の制限食としてグルテンフリーの食餌療法や食品が一般に広まっている。
ここまでは分かるのだが、さらに小麦グルテンや小麦そのものを悪者だとして、糖質制限ダイエットみたいにグルテンを制限する美容健康法やダイエット法や食事スタイルとしてアメリカのセレブを中心に流行っていて、日本でも広まりつつあるらしい。
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・「グルテンフリー・ダイエット」の大誤解|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
どうも健康法としての根拠は怪しそうな感じに思える。
自分は健康法としてはグルテンフリーを実践する気はないし、小麦アレルギーでもないのだけど、小麦粉を使わないお米で作ったお好み焼きというのに興味があったので、食べて行ってみた。
タイアップ企画としてグルテンフリーお好み焼きをやっているので、注文した。
食べてみたのだが、普通のお好み焼きだ。
生地は具を混ぜて厚く焼いているタイプのお好み焼きで、ふっくら柔らかい。
豚肉は表面にくっついて焼かれていた。
小麦で作ったお好み焼きと味は違わない気がする。言われないで食べたら気がつかないと思う。
米で作ったお好み焼きというと、TKGY(たまごかけご飯焼き)みたいな焼きめしっぽい味を想像していたのだが、違ったようだ。
材料は、ライスジュレあるいは米ゲルという米を原料にゲル化したものだという。
・ライスジュレ ライステクノロジーかわち株式会社
・グルテンフリーの新食品素材「米ゲル」の本格販売を開始 共同通信PRワイヤー
写真を見ると、糊っぽい感じに見える。
普通の米のご飯を水を多めに糊状に炊いたりして米で糊を作ったりすることもできるのだが、普通の米で作った糊でお好み焼きを作ったのではお好み焼きはできなさそうな気がする。
原料の米の品種から違うもの(高アミロース米)を使っているらしい。
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追記
ネットショップで上記のお好み焼きが発売されている。
→ 千房 ネットショップ
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さらに追記
自分でも作ってみた。
→ ライスジュレでお好み焼きを作ってみた