100円ショップの燃料炭を買ってみた。
着火剤付きの成形炭らしい。
モナカ入りのアイスクリームみたいな構造で、モナカの皮にあたる部分が着火剤を染みこませた紙のような素材で、中に炭の粉を固めた成形炭が詰まっている。
炭を燃やすための容器として、飛騨こんろをホームセンターで買ってきた。
中にアルミホイルを敷いて、その上に着火剤付き成形炭を凹凸部分でチョコレートのように割って小分けにしてセットする。(4マス分)
キッチンのガスコンロ脇に流し台のところに持って行って、着火してみた。
モナカの皮のような部分が、着火剤を染みこませた紙のような素材になっていて、この部分に火が付いて炎が出る。少量だとそんなに大きな炎は出ないのだが、それなりに煙は出るので、換気扇を付けて、ついでに窓も全開にした。
炭の用意をしている間に、焼き鳥用のやげん軟骨を串に刺して準備をする。
なかなか着火剤の紙の部分が燃え広がらず、燃え尽きるまで時間がかかるみたいだ。ちょっとあおいで空気を送って燃焼を促進させようとしていたら、逆に炎が消えてしまった。着火剤がくすぶって燃え続けて猛烈に煙が出る。
時間が経って煙がおさまったので、焼き鳥を焼き始めてみたのだが、なんか炭の量が少なく、炭と肉との距離が離れていて全然焼けない。中身の成形炭がだいぶ燃焼し終えてしまったようだ。
着火すると最初は小さい炎が出るのだが、直ぐに炎が大きくなり50cmくらいの高さにまで炎が上がる。
炎が意外に大きくて、ちょっとびびった。火の粉もかなり飛び散る。パンチングメタル材のボウルをフタとして被せると火の粉があまり飛ばなくなる。それでも家の中で着火するとちょっと危ない。
しばらくすると着火剤を染みこませた紙のような部分が燃え尽きて、炎がおさまる。
成形炭が赤熱して安定して燃焼しているので、やげん軟骨の焼き鳥を焼いてみる。
良い感じに炭火焼きの焼き鳥を焼くことができる。
ただし、ときどき焼いた肉から下に垂れる脂が炭に落ちて、炭の表面に残った着火剤の燃えかすと反応して少し小さい炎が上がったりする。そのときは焼き鳥を脇にしばらく移動させて避難させた。
とりあえず1本焼けたので味見をする。
ちゃんと火が通っており、美味しく焼けた。
成形炭が燃えかすの灰に埋まっていたので、ちょっとかき混ぜた。まだ成形炭の残量はだいぶある。
焼き終わったら、炭の残量がだいぶ少なくなった。炭と肉との距離も離れてしまって火力も弱い。
かといって、着火剤入りの成形炭を継ぎ足して入れるわけにはいかない。
消火して終了。
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着火時が危ないので、家の中で使うべきでない燃料だというのがよく分かった。
屋外で、備長炭などの本格的な炭に火を付けるときに着火剤として使用するのがよさそうだ。
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追記