シャープの古いコードレス電話機(CJ-N77CL)の子機の液晶が表示されなくなったので、修理した。
去年(2017年)に子機の充電式のバッテリーが劣化したのか、挙動が変になり子機の電源がうまく入らなくなった。
充電スタンドに置いた状態で、子機の電源が入ったり切れたりというのを繰り返すような状態だった。
電池パックを抜いて、あとで代わりの交換用の電池パックを買おうと思っていて、しばらくの間それを忘れて放置していた。
最近、Amazonで互換の安い電池パックが売っているのを見つけたので、買って交換してみたのだけど、子機の液晶が表示されないという状態になってしまった。
不調なのは表示だけで、子機として着信や通話は問題なく動作している。
とりあえず分解して調べてみた。
見た感じでは特に異常は見つからない。
最初は電池が関係あるのかと疑ったのだが、どうも違うようだ。
さらに分解して調べてみる。
液晶のバックライトだけは点灯しているように見えるのだが、これは液晶モジュールに内蔵されたバックライトでは無く、液晶とは別のLEDの発光が液晶モジュールの裏側から透過して見えているだけだったりする。
液晶モジュールにちゃんと電源や表示データや表示コマンドが出ているのか、ざっくりと信号を接続しているフレキケーブルのコネクタの根元部分をテスターで電圧のチェックをしてみた。
電源は来ているようだし、信号線はなにやら電圧が変化しているようだ。
しばらくいじくり回したあと組み立てたら、偶然(?)液晶が復活した。
しかし、充電スタンドにしばらく置いておいて、充電スタンドから外して手に取ったら、急に液晶表示が薄くなっていき、1分ほどで表示されなくなってしまった。
どうも接触不良っぽい挙動のようだと気がついた。
通電しながらフレキケーブルを差しなおしたりなど、試してみたが、どうやらフレキケーブルの付近を弄ると液晶が付いたりするようだ。
最終的に、液晶ガラスモジュールとフレキケーブルとを繋いでいる接着部分を触ると液晶表示が復活するというのに気がついた。
接着部分の粘着性が落ちていて、接触不良を起こしているのが故障原因らしい。
梱包用のテープを小さく切ったり重ねたりして、接着部分を押さえられるように厚さのあるものを該当箇所の上に貼り付けてみた。
テープを貼って組み立てると、テープの厚みの高さ分が筐体に当たるようになり、接着部分が押しつけられるという仕組みだ。
無事、液晶が点灯状態で安定し、子機がちゃんと使えるようになった。
しかし、液晶モジュールが劣化しやすすぎると思う。古い液晶式の電卓とか30年くらい現役なのに。
いったいどこの液晶部品を使っているのだろうか?
ありがとうございます
こちらの記事で直りました!
当方のもSHARP製 JD-KS21 だと思います。
分解方法は違いましたが、同じ端子を発見、接点復活スプレーで復活しました。
数年悩み、検索もしてきましたが、今回初めてこの情報に合いました、最近の更新なのですね。
素晴らしい情報を提供して頂き感謝します。
私は端子が浮いてる、浮いていないが分からなかったので
あたりに接点復活スプレーしましたが、この情報は
「ピンクの矢印の先の”黄色と白のジャバラ部分”を”上から”押さえるようシールを加えた」
でいいのでしょうか、追加情報頂ければ幸いです。
情報が役に立ってよかったです。
場所の説明がちょっとわかりにくかったでしょうか?
ピンクの矢印の先の黄色と白のストライブ状になっている部分が、接着が弱くなっているみたいなので、上から押さえつけるような形でテープを重ねたものを貼りました。
「ピンクの矢印の先の”黄色と白のジャバラ部分”を”上から”押さえるようシールを加えた」という理解で合っています。
この後、もう一台壊れた子機があることを思い出し、こちらも接点復活スプレーしてみました。
ダメでした^^;)
それどころか復活するまで沢山スプレーするうちに、液晶の間に流れ込み、ダメになってしました。
接点復活スプレーは失敗することがあるようです、真似されないように。
シャープのコードレス JD-NS1CW の子機ですが、
こちらの記事で直りました。写真にありますピンクの矢印を指で触りましたが、反応なし。
翌日、電話を受けられるかテストしましたが、これも声は聞こえるが、子機からの声は聞こえずでした。
もう一つの子機の電池を入れ替えたところ、スピーカーからの音声もでるようになり、問題は画面だけになりました。再度、こちらの記事のピンクの矢印部分を触ったところ反応したようだったので、矢印部分のテープ状のコネクタ部分をつまようじで丁寧にこすってやりました。すると、文字が徐々に現れてきて、手品のように表示が復活しました。同じようにコネクタ部分の押さえを作って戻しました。完璧!?
ありがとうございました。感謝です。正常動作するには電池の電圧も関係あるのですね。
古いベンツみたい。
同じくシャープの子機 CJ–KS50ですが2台とも薄くなり、先代は電池を外して基板を軽くショートして一旦は直ったんですがすぐ壊れ、通販サイトで3代目となる中古を買いました。(で、さすがに寿命だと一昨日パナの電話機+子機1台買いました)
それも去年から薄くなり、サイトを見ながら色々いじっていたんですが、知っての通り内部リード線は細く短いので切れて修復の繰り返し。下部の充電要のコイル端子まで外れて修復しました。でも直らず(笑)
で、今日午前中に液晶部分を触っていたら縦線や文字化け起きる状態になりました。
で、よく見ると充電コイルの片方の半田が電池コネクタの隣のチップ(茶色?何でしょう?コンデンサ?)に触れており、半田を削っていたらチップが吹き飛びました。この状態で電池から電気は出てるし充電できてるみたい。
その後、縦線&文字化けがあったんですが、電池の取り外しの繰り返しでいつの間にか直りました。液晶も新品同様になりました。うーむ、部品がなくなり直るとは
ほかのサイトで見たのですが、真ん中に鎮座してる大きめのLSIが電池の電圧を含めコントロールしてるそうです。一番最初に放電させて直ったのもこれか?
追加情報です。その後「液晶 コントラスト」関連で検索かけてましたら、電話機子機の情報がありました。
その方は液晶へのフレキの接触不良ではなく信号異常でした。
1ラインのみ電圧が下限値で他は正常範囲だと。フレキはあまりいじれないので信号を追ったところ、基板側のコネクタの隣のチップの電圧も低い。
子機のそこにある電源供給(コイルじゃなく接点?)も電圧低いと。電池電圧変えてるんでしょうね。
そこまでわかったところで間違えて電圧加えてメインIC壊れたそうです。つまりメインICの電圧コントロールがバグったと。
液晶が薄くなる原因としては
・フレキの接触不良or断線
・電源周りのコンデンサ異常(故障や電化たまりも含む)
・回路の一時的異常
・大きめの液晶だと裏についてるチップの故障(全交換した人も)
そのほか色々ですね。