マイコンに3G/LTEのモデムを繋いで動かす場合に使うSIMは何を使うのがよいだろうか?
とりあえず、手持ちのSIMは、
・SORACOM Air /IoT SIM(Global版)
・so-net 0 SIM
・DMM mobile SIM(シェアコース)
というのを持っていて、使うのを試している。
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SORACOMのSIMは、昔ハンズオンイベントに行ったときに1枚入手した。
(他にもRaspberry Pi関係のムックの付録のものも入手していたが、期限内に開通手続きをしなかったので無効になってしまった。)
あとでちゃんと使おうと思っていたのだがn年ほど放置してしまい、契約したまま月額を支払い続けていた。最近やっと使い始めた。
国内版のSIMの契約だったのだが、最近Global版のSIMが出ているので、そちらに契約しなおした。Global版だと使わない時に休眠状態に設定を変更することができ、休眠状態だと月額がかからないからだ。
SORACOMのSIMを使うメリットとしては、SORACOMのセキュアな各種IoT用サービスが利用できるということだ。(サービスが多くていまいち分かりにくいが。)
あと、SORACOMからはSIMを内蔵したAmazon Dash Buttonのようなモジュールが出ているので、そちらも試してみている。
→ SORACOM LTE-M Button Plusを手に入れた
→ 家hack小ネタ – SORACOM LTE-M Button Plusに傾斜スイッチを接続し、郵便ポストや新聞受けのフタ部分にくっつけて、郵便物などが届いたのを検知してみる
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so-net 0 SIMは、月額0円で利用できるSIMだ。
雑誌の付録で入手した。
→ デジモノステーションの0-SIMを使ってみる
当初はso-netがやっていたサービスなのだが、nuroに移行したようだ。
→ 0 SIM | nuroモバイル
月間通信量500MB未満は無料で使うことができる。
ただし通信速度は遅い。(無料枠を超えるとその月は高速な通信の利用に切り替わる)
注意点としては、3か月間通信が無いと自動解約されてしまうということで、自分も切らさないように2016年から注意して使ってきた。
IoT用に少量の通信をするだけなら無料で使えるので一番お得だと思う。
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DMM mobile SIMは、シェアコースというプランで自分は契約している。
複数のSIMが発行されるが、それらのSIMで利用可能な高速通信枠は共通で、フレキシブルに運用できる。
自分の場合、
・SIM1 – 通話(SMS対応) + データ通信 …… スマートフォンでメインで使う用
・SIM2 – SMSのみ + データ通信 …… タブレット機用
・SIM3 – データ通信のみ …… マイコンにつなぐモデム用
という使い方をしている。
SIMごとに高速通信枠の利用をOn/Offすることができるので、SIM3は高速通信を使わない設定にしている。
低速通信で使う分にはどれだけ使っても余分な通信料金が掛からないので、安心して実験に使うことができる。
楽天モバイルに事業が譲渡されてそちらに移行することになるようだ。
→ DMM光とDMMモバイルが楽天モバイルに買収されてしまった
いずれ楽天モバイルが携帯電話事業を本格的にやるようになったときには、そちらに刈り取られて契約を移行することになってしまうかもしれない(?)
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追記
2020年8月末、0-SIMはサービス終了してしまった。
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さらに追記
楽天のUNLIMIT VIが0円から使えるようになった。
→ Rakuten UN-LIMIT Vをサブ用に契約して使い始めたばかりなのだが、新しいプランUN-LIMIT VIは通信量が少ない場合は0円になる有り難いプランだそうだ