BLEモジュールのHM-11を買って試してみた。
先日、BLEモジュール SH-HC-08を買って試してみてるのだが、なぜか他のBLEデバイスとの接続ができなかった。SH-HC-08はMaster側(Central側)として使えない品物らしい。
Master側(Central側)として使えるという使用例が出ている品物を探したところ、HM-10というBLEモジュールがあるというのが分かった。
Amazonで探すとHM-10も売っているのだが、互換性のあるHM-11のほうがちょっとだけ安かったので、HM-11を試しに買ってみた。
DSD TECH HM-11 Bluetooth 4.0 BLE モジュール 6ピンボード付き iOSデバイスに対応 Arduino用 (Amazon)
FTDIのUSB-UART I/Fを使って、Windows PCに接続して使用してみた。
TeraTermとか自作の通信ソフトでATコマンドに応答しなくて焦ったが、改行コードをCR+LFにすると通信できた。ATコマンドにOKという応答がちゃんと返ってきた。
次に、
AT+IMME1
AT+ROLE1
AT+SHOW1
という3つのコマンドでBLEモジュールの設定を変更する。
IMME1は、電源投入時の動作の設定で、1にしておく。
ROLE1は、Master(Central)かSlave(Peripheral)かの設定で、1のMasterに切り替える。
SHOW1は、scanのコマンドの実行時に表示される内容の設定で、1にしておく。
これらの設定をした状態で、
AT+DISC?
というコマンドを入力すると、周囲のBLEデバイスのスキャンができる。
スキャンの結果は次の画面スクリーンショットのように表示される。
Amazfit Bip Watchがあるのが発見できている。アドレス情報とRSSI値も表示されている。
鍵紛失防止BLEタグは、また電池が切れてしまってまだ電池交換をしていないので見つけられない状態だ。
ここまでの機能だけでも、とりあえずは、周囲のBLEデバイスを探して、見つかるか見つからないかを調べるのには使えそうだ。
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問題が1つあり、技適が無いという点がある。(上記のスキャンコマンドだけなら、たぶんパッシブに電波を受信しているだけなので、電波を出さないで受信のみだから、セーフかも?)
世の中には輸入品とかの相当数の技適無しBluetoothデバイスとかは出回ってしまっているようなので、 実質的にもう無法地帯みたいなものだ。
後追いで、 技適無しデバイスを個別に申請すれば一定期間使用してもよいという制度が始まっている。
FCCとか取れている機器ならば申請して使うことができるようだ。しかし、そういったものが無いケースは申請できないらしい。
というわけで、このHM-11についてはちょっと実験として1時間ほど使っただけなのだが、もう使わずに仕舞ってしまうことにする。