碧南海浜水族館に行ってきた。
(水族館に行ったメモ:シリーズ その11)
このあたりの地域は衣浦と呼ばれていて、実家の刈谷市からも近く、子供の頃は親に連れられてハゼを釣りに行ったりとか、衣浦のマンモスプールに行ったりした覚えがある。
名鉄(名古屋鉄道)本線で名古屋から知立駅に行き、名鉄三河線の碧南行きの電車に乗り換えて、終点の碧南駅まで乗車する。
JRからの乗り換えのために刈谷駅~知立駅の区間は何度か乗っているのだけど、その先に乗っていくのは始めてだ。
単線なのだけど、結構早く終点の碧南駅に着いた。
碧南駅は懐かしい感じの造りの駅だ。manacaとかSuicaはちゃんと使うことができた。
駅からは、正面の西方向の道路をまっすぐ歩くと大きな公園に出る。碧南市臨海公園という公園だ。
この公園には2003年までは衣浦マンモスプールがあったのだけど、今は潰れてしまっている。子供の頃にこのプールに来たことがあり、大人になってから2003年に閉鎖される直前に最後に泳ぎに来たのだった。東洋一の巨大プールと呼ばれていて子供の頃は凄く広いプールだと思っていたのだけど、大人になって来てみると大したことはなかった。
プールがなくなった公園はかなり広い。
公園を歩いて抜けていくと体育館があり、さらにその先に進むと水族館と科学館の裏手に出る。
道なりに正面側に回っていくと、水族館/科学館の入り口がある。
入り口前の広場には船が展示してある。衣浦港で活躍した巡視船きぬかぜというのだそうだ。
衣浦港ってどこにあるのかよく分からなかったのだけど、武豊港を中心としたこのあたり一帯の衣浦湾の港湾部全体を衣浦港と呼ぶらしい。
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入り口から入館し、最初に水族館の見学をした。
入り口付近では、企画展でウニのお尻はどこにある?というのをやっていた。
サンゴ水槽。サンゴはつくりものだけど。
サンゴ礁の魚のコーナーは別にあって、この水槽は出張所みたいなものなのかも。
この水族館の目玉「ドラゴンズベビー」。
日本ではここでしか展示していないのだそうだ。
回遊水槽の大水槽。
割と大きな回遊魚が泳ぎまくっているのが見学できて迫力がある。
大水槽前は休憩所になっていて、小さめの円柱水槽がいくつか並んでいる。
変わった生き物のコーナー。
チンアナゴとかも展示されていた。
矢作川の魚コーナー。
碧南は矢作川と境川と高浜川という3つの川に囲まれた場所にあるのだけど、一番未開発で自然が豊かなのが矢作川だ。
(境川も自分が子供の頃は綺麗だったので、親に連れられてポンツクをしてシラハエやドンコを獲って食べたりしていた。)
ネコギギ。
ネコギギとウシモツゴはこの地方でしか見られない希少種だそうだ。
水族館の外に食堂があり、その脇にウミガメ水槽がある。
イルカなどの海獣は展示していないが、唯一ウミガメだけ動物の展示をしていた。
水族館の出口を出て同じ建物内を2階に上がっていくと、碧南市青少年海の科学館を見学できる。
こちらは無料だ。
海の展示よりも、碧南の北部の油ヶ淵についての展示が多いようだ。
油ヶ淵は、愛知県唯一の天然湖沼で、海水と淡水の混じりあった汽水湖なのだそうだ。しかし汚濁が激しく自然の生き物は少ないらしい。
(追記 – 後日、油ヶ淵に行ってきた。魚が多いかどうかは分からないが、釣り人はぽつぽつと見かけた。)
あとは、漁港方面に散歩してみた。
九重みりんの建物があった。このあたりは酒と味醂の産地だったりする。
大浜漁港。
魚屋があった。魚が食べられそうな食堂とかも探したのだけど見つからなかった。
帰りは、また名鉄で来たときと同じく三河線の電車で帰った。
途中で高浜港という駅が気になったので、ちょっと途中下車してみた。建て替えで取り壊し予定だとか。
港という名前がついた駅なのだけど、特に港らしい港は見当たらない。衣浦港に統合される前には高浜港という港はあったらしいのだけどよく分からない。高浜埠頭という地名はあるようだ。
このあたりは瓦の産地として有名らしい。
ここでも食事できるとこが見つからず、あきらめて帰宅することにした。
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追記
2019年3月にリニューアルオープンしたそうだ。
また行ってみようと思う。