エアマウスを手に入れた。
この間blogに書いたリング状のマウスよりも小型だ。

T2エアマウス 空中で使えるワイヤレスマウス 2.4GHz Fly Air Mouse(Amazon)

値段が安くてそれなりに使えるのだけど、こういったジャイロセンサーを使ったエアマウス(空中操作用マウス)には共通の弱点がこの製品にも存在している。

ジャイロセンサーで動かして変化した角度を積算してマウスカーソルを移動させるという原理なのだけど、積算値が段々と狂ってきて基準位置がずれてきてしまうのである。

例えば、エアマウスでWindows PCの画面左下のスタートボタンを押すためにエアマウスを左下方向に回転させる。そのあと、マウスカーソルを画面中心に戻すために元の角度までエアマウスを引き起こすと、最初の位置から少しずれてしまう。
操作を続けてずれが蓄積していくと、操作がしにくくなってしまう。

机の上で使う普通のマウスでも似たようなずれ発生の問題があるのだけど、そのときはマウスを持ち上げて移動させて割と簡単に解消できる。
エアマウスの場合には持ち上げて移動させてずれを解消させることが簡単にできない。

一応このエアマウスにもクラッチ的なマウス移動の抑止ボタンが付いていて、それを押してから移動させて、再度ボタンを押してマウス移動許可をすればずれを補正することができるのだけど、かなり面倒だ。

ジャイロセンサー以外に加速度センサーで水平を基準として記憶して、常に縦方向の基準位置を自動で補正をしてくれると有り難いのだけど、そういうことをしてくれる製品は見つからない。
同様に横方向については磁気センサー/電子コンパスで地磁気の方向を基準として記憶してくれるといいのだけど、これもそういうことをしれくれる製品は見つからない。

いっそ自分で作ってしまおうなどと以前に考えたのだけど、結局自作するところまでは至っていない。