2024年3月の北陸新幹線の延伸区間開業によって、名古屋から敦賀経由で福井県や石川県に青春18きっぷで行くことができなくなってしまう。
なので、今のうちにということでこの夏(2023年夏)に18きっぷで出かけている。
新幹線の開業が3月だというのが、日付がまだはっきりと出ていない(?)。
最後に18きっぷで来年(2024年)の3月中の開業の日まで使うことが出来る日があれば、そこが最後になるだろう。(ただし、3/1開業の場合には全然使うことができないということになる。)
その前のラスト前チャンスは冬の18きっぷの期間になるのだが、冬場は北陸は雪が多くて観光がし難い。電車が大雪でストップしてしまったり、遅延してしまいがちだ。
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新幹線開業後に、北陸に18きっぷに行くには高山線ルートで行くことができる。
18きっぷの特例で高岡や氷見のほうに行くことも可能だ。
ただ、これもいつまでも可能かどうかというと、状況が怪しくなってきている。
氷見線とかの富山県内のJR線が3セクに移管するというのが検討されている。
・JR城端・氷見線、あいの風と統合検討へ 沿線4市長が要望、年内にも方向性
JRで無くなってしまったら、18きっぷで高岡や氷見に行くことはできなくなってしまう。
その場合、18きっぷで行くことができるのは富山駅までで、そこから先は、あいの風とやま鉄道の切符を購入して移動することになる。
1日フリーきっぷを買うとちょっとお得になる。ただし土日祝日のみ。(今回、買ってみた。)
さらに、追加で500円出してIRいしかわ鉄道の金沢までの区間も乗車できるフリーきっぷも売っている。2000円だ。
石動から金沢までの運賃は520円なので、金沢まで片道ならばそんなに得にならないのだが、往復だとお得になる。
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高山線ルートで富山に行くことができるのも、ずっと安泰かというとちょっと怪しい。
高山駅から富山駅まで行く区間のうち、猪谷~富山の区間(JR西日本)が赤字で廃線になるのではとちょっと不安な状況が続いている。
・JR西日本、ローカル線30区間赤字の衝撃 廃止も検討、不動産投資戦略の変換は不可避
兵庫県の路線も廃止されそうな流れだ。
・JR赤字路線公表で波紋 沿線から存続への願い強く「廃線なら通学できない」 参院選でも議論を
富山県としては、ここを活性化しようとしているようだ。
・高山本線「富山区間」活性化に向けJRと県市が共同会議 「地域鉄道の課題」解決目指す
・高山本線ブラッシュアップ基本計画 (PDF 18.4MB) – 富山市富山市公式ウェブサイト
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名古屋から石川県行きの特急「サンダーバード」なども廃止される見込みらしい。
観光の足にかなり影響が出そうだ。
いままで通りのルートのままJRから3セク私鉄に乗り入れる形で運行し続けるというのは難しいのだろうか?
とりあえず、JR東海バスがその代わりに高速バスを運行するらしい。
・「名古屋~福井・東尋坊」直通バス運行へ 新幹線開業による「特急撤退」も見据え? – 乗りものニュース
夜行バスも同じく運行するのなら利用するのもありかもしれない。
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追記
北陸新幹線延伸区間の開業の日が2024年3月16日に決まった。
・北陸新幹線 金沢-敦賀 来年3月16日開業へ – NHK – 福井県
3月15日までが青春18きっぷで敦賀から先の福井や金沢に出かける最終期限になるようだ。
特急サンダーバードとかも、名古屋からは敦賀までの運行になってしまうのが決定したそうだ。
・特急「サンダーバード・しらさぎ」は「敦賀止まり」で新幹線と接続へ 「ダイナスター」は廃止 3月の北陸新幹線延伸で – 乗りものニュース