iPhone Xを故障させてしまったので、別のジャンクのiPhone Xを手に入れてニコイチ修理を試したのだが、駄目だった。
元のiPhone Xは美品だったのだが、自分で電池交換の作業をして起動しなくなってしまった。で、ニコイチ修理をするために画面が割れてしまっているiPhone Xのジャンク品を手に入れた。
分解して、液晶パネルをジャンク品に移植してみた。(ジャンク品を手に入れたのはだいぶ前なのだが、作業するまでだいぶほったらかしにしてしまった。)
しかし、画面は直ったっぽいのだが、起動時にリンゴロゴの先に行かずに起動でコケてしまって動かない。
画面割れ以外にも他に故障を抱えていたジャンク品だったらしい。
この動かないiPhone Xの症状はリンゴループとか呼ばれる症状で、電源を入れると5~6秒だけリンゴロゴが表示されたあとブラックアウトしてしまって、また5~6秒くらいでまた勝手に起動してリンゴロゴが表示されるという無限ループ状態になっている。
リンゴループの症状で、リンゴのロゴが表示されたあとリセットが掛かるまでの時間が短い場合はハードウェアの故障で起動がコケているケースが多いらしい。起動にもっと時間が掛かって途中でコケる場合はソフト要因っぽいので直る可能性がある。今回は前者っぽい。
リカバリーモードには入るのだが、今回はハード故障っぽいので、リカバリーでは直らなさそうだ。
さらに分解して、メイン基板を交換するのを試してみた。
ハードの故障箇所がメイン基板上でなくカメラだとかの周辺部品であれば起動するメイン基板をつなぎ替えて移植することで症状が変わるかもしれない。
しかし、実際に試してみたのだが、起動しなかった。
そればかりか、リンゴループしていたときの状態に基板を戻しても今度は起動自体しなくなってしまった。
最初にバッテリー交換でしくじって壊れてしまったiPhone Xのフレーム側の部品になにか致命的な回路ショートみたいな故障が生じているのかもしれない。
そのせいで、メイン基板まで故障させてしまっているのだろうか(?)。そして、今回交換したメイン基板のほうもそこに繋いでしまったせいでまたこちらも故障してしまったとか。
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iPhone Xは、iOSのアップデートの足切りで、もう最新iOSを入れられないし、あまり頑張って修理をする意味がなかったりする。
とりあえずiOSに登録しているモバイルSuicaの残高を取り出すために復旧したかったのだが、失敗だったようだ。
今回の無駄にしたiPhone Xのジャンク品の価格は、たぶんSuicaの残高よりも多い、、