乗り鉄たびきっぷを調べてみた

「乗り鉄たびきっぷ」というフリー切符が発売されたので、調べてみた。
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JR東海・16私鉄が2日間乗り放題 土休日限定で使える「乗り鉄☆たびきっぷ」
JR東海と16私鉄の乗り放題きっぷ通年発売 特急券追加で新幹線もOK

JR利用可能な部分は、
愛知岐阜三重エリアの「青空フリーパス」
と、
静岡エリアの「休日乗り放題きっぷ
との2つを合体させたような感じだ。「乗り鉄たびきっぷ」では、期間が伸びて2日となっている。
ちなみに静岡エリアは、他にも「富士山満喫きっぷ」というフリー切符がある。

さらに「乗り鉄たびきっぷ」では、JRだけでなく私鉄の16社の路線を一部を除いて使うことができる。
これがこの切符の最大の特色だ。

パンフレットに使用できる私鉄路線が書いてある。
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使うことのできない私鉄がある。
大手の名古屋鉄道(名鉄)や近畿日本鉄道(近鉄)は、使うことができない。
名古屋の地下鉄線やリニモも利用できない。

大井川鐵道が利用できないのがちょっと残念だ。奥大井湖上駅に観光するとかは、この切符ではできないということになる。

熱海から伊豆半島の下田方面に向かう私鉄路線の伊豆急行線も、この切符では利用できない。
直通運転しているけど、熱海-伊東の区間はJRであり、このフリー切符のJRの区間には含まれていないから、繋がっていない範囲外扱いになるのだろう。

同様に、伊賀鉄道も、この切符のJRのフリー区間とは繋がってないので利用できない。
四日市あすなろう鉄道も、利用できない。

あと、JRのフリー区間に直接繋がっていないが、私鉄では繋がっている路線で信楽高原鐵道があるのだが、この切符では利用できない。

利用できる日にちについては、パンフレットのとおりで土日の連続した2日間となっている。
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1ヶ月前から購入可能。
購入時に日付を指定して購入しないといけないので、天気とかを気にして当日買った方がいい思う。

ちょうど、この切符の発売日に、淡島~三島~伊豆下田方面に1泊2日で旅行に出掛けた。しかし、このフリー切符も検討したのだけどあまりお得にならない計算だったので、購入するのをやめた。
青春18切符と伊豆急行線のフリー切符を組み合わせて旅行したほうが安かったからだ。

乗り鉄たびきっぷ、どうも使いどころが難しい。
ローカル線を使った日帰り旅行を土日に連続2回という使い方とかくらいしか考えつかない。
ローカル線を使った旅行については、まとめを書いてみた。
東海地方(愛知,岐阜,三重,静岡)の私鉄ローカル線を旅行で使ってみた – まとめ


追記

新幹線に4回乗るという使い方だとお得だという。
新幹線も4回乗れる! JR東海「お得すぎる」切符に鉄オタ狂喜 J-CASTニュース
私鉄乗り潰し旅行の行程で時間節約のために新幹線を特急券のみで何回も使うという使い方とか、
名古屋から静岡や熱海に新幹線で往復して観光するというのを2回繰り返すという使い方とか、
そんな感じだろうか。


さらに追記

JR東海道線だと東の方向には熱海までしか行けないのだが、沼津からJR御殿場線にすれば国府津まで行くことが出来る。
そして御殿場線の途中の松田駅では、小田急の新松田駅で小田原線に乗り換えることができる。
しかし、残念ながら小田急線はこの切符で利用可能な私鉄の中には含まれていない。

別途料金を払って小田急小田原線で東京方面に向かえば、新宿駅まで安く行くことが可能だ。
新松田-新宿で、片道の料金が770円となる。
乗り鉄たびきっぷの8480円と小田急770円の往復分の1540円を加えて、約1万円で新宿まで往復することができる。
名古屋から新宿までだと、特急なしの乗車券のみ片道で6260円、往復だと12520円かかるので、それよりは安くすることができる。
名古屋から東京まで、金券ショップで普通回数券バラ売りでも片道5650円、往復11500円くらいなので、やはり乗り鉄たびきっぷの方が安いということになる。
乗り鉄たびきっぷは、1泊2日で行くことができるので、東京で1日半くらい観光したり遊んだりできるだろう。
(名古屋-豊橋の往復特割切符静岡エリアのフリー切符とを組み合わせるともっと安く似たようなことができるのだが、こちらは有効期間1日なので日帰りでしか使えない。)




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