ペンサイズのハンディバーナーを手に入れた

ペンサイズのハンディバーナーを手に入れた。


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燃料としてライター用のガスをグリップ部分のタンクに充填して使用する。

自分は、前に買ったパワーガスの小型サイズのガス缶を使ってみた。

ガスを注入口から充填する。


注入口はガス缶とぴったりとは合わないので、押し当ててもガスがちょっと漏れる。
何かゴムのチューブを差し込んで漏れないようにして使いたいのだけど、そういう部品は付いてないようだ。

自転車用に売っている虫ゴムを代わりに使うとちょうど良いようだ。

ガスを充填後にスライド式のスイッチをOnにすると、ガスが先端から出てくるので、本体の逆側のお尻の部分を押し込むと電子ライターのように着火できる。

側面の赤いスライド部分で、炎を切り替えできる。

青い集中した炎にしたほうが、加熱して物を炙ったりするのには使いやすいようだ。

食品を炙るのにも使えるのだけど、本来は「ろう付け」に使うガスバーナーとして使うものらしい。
(食品を炙るのならば、CB缶用のもっと大きいサイズのガスバーナーのほうが使いやすい。)

「ろう付け」というのは、低融点の合金を溶かして接着剤のようにして、金属の母材を接合することだ。
ろう付け – Wikipedia

450℃以下の融点が低い合金のろう付けは「軟ろう」と呼ばれて、半田(鉛と錫の合金)などがある。
450℃以上の融点が高いのは「硬ろう」で、銀ろう(銀と真鍮の合金 , 他にも微量の他の金属も混ざっている場合がある)などがある。銀ろうは700℃~800℃くらいでろう付けする。
(合金の割合が多いと融点が下がり、純度が高くなると融点が上がり溶けにくくなる。)

半田付け(半田ろう付け)の場合には、ガスバーナーはあまり使われなくて、電気式のヒーターを使った半田ごてが一般的に用いられている。
それよりももっと高温が必要な銀ろうのろう付けにガスバーナーが使われる。ガスバーナーは温度を制御するのが難しいのでちょっと玄人向けだ。

自分の場合は、特に銀ろうのろう付けをしたいわけではなくて、電子基板に載った電子部品を局所的に加熱して取り外すのに使ってみようと思った。
コテライザーという名前のガス式半田ごてで、そういう機能が使える機種があるらしい。

専用品と比較して、今回買ったハンディバーナーは安い中国製なのだけど、まあまあ使える品質の機種のようなので、満足している。

あるいは、キャンプなどでBBQの火起こしにも使うことができる。小型なので持って行きやすいと思う。


追記

安く売っているライターガスを買って充填を試してみた。

写真の中心のちょっと小さい缶がライターのガス充填用のガス缶(ガスボンベ)だ。
ガスの種類はLPGとだけ表示されているが、成分は明記されていない。純度が高いようなのでおそらくブタン100%なのだろう。(カセットコンロのCB缶と一緒みたいだが、純度が違うのだろうか?)

ほとんどのメーカーのガスライターにはこの缶で充填できるらしいが、形状が異なっているライターのメーカーやブランドもあるので、それらに個別に合わせた樹脂製アダプターが付属している。

変換アダプタの1つが、ちょうど上記のペン型ハンディガスバーナーの注入口に合う。



うまくガスを充填することができた。

自転車用のムシゴムでも代用できるのだけど、取り付けは樹脂製アダプタのほうが楽なので、このアダプタはなくさないように大事に使おうと思う。




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