M5Stackとmicro:bitを合体させてみる

M5Stackとmicro:bitを合体させてみる。


上記の写真にmicro:bitが2つあるのだが、1つは温度を測定して無線で送信している。もう1つのmicro:bitは無線を受信し、そのデータを有線のシリアル通信でM5Stackに送っている。
M5Stackにmicro:bitの無線データを受信させるために、このように繋いでみた。

受信したデータはM5Stackの液晶画面に表示される。この場合、1つめのmicro:bitから送られてきた温度のデータが表示されている。

シリアル通信のためのUART端子でM5Stackとmicro:bitを接続しただけなのだけど、意外と応用が利きそうな気がする。
(TwitterのTLでM5Stackで直接micro:bitのNordic Semiconductorの方式の無線を受信できるという意見を頂いたが、具体的な方法は分からなかった。)
家の中の簡易hackで色々とセンサーをmicro:bitに繋いで計測し、M5Stackはそれらを制御したり統括したりするハブとして使えないかと考えている。

実際に合体させるための接続方法は、M5Stack側は土台部分の横のコネクタを使う。micro:bit側は、M3のネジをエッジコネクタ部分の穴に通して固定している。

うまく動いたので、M5StackのPROTOモジュールという試作用のモジュールにmicro:bitを組み込んで内蔵させるというのも試してみる。

PROTOモジュールにmicro:bitを収納しようとすると、ちょっとだけmicro:bitの大きさが大きいため、そのままでは入らない。
背の高い部品を半田ごてを使って取り外し、基板のふちをヤスリで少しだけ削ってみた。PROTOモジュール側も少し樹脂部分を加工した。

基板エッジコネクタ側を1mm近く削ったのと、両端をそれぞれ0.5mmと0.8mmくらい削った。発信器っぽい部品が載っている側はあまり削れなさそうだったから0.5mmくらいに留めておいて、反対側を0.8mmくらいとちょっと多めに削った。

取り外した部品は、プッシュスイッチ3つと、外部バッテリー接続用のコネクタ部品だ。

基板を削ることで、PROTOモジュール内に収まる。


このとき、PROTOモジュールの基板とmicro:bitの基板が接触して回路が短絡したりしないように梱包テープを貼って簡易的な絶縁をした。

配線を半田付けして、動かそうとしたのだが、動作しない。

基板を削った位置が悪かったのだろうか?
削ったりする作業中に何回か電源を入れたりして、途中まではmicro:bitは動いていたのだけど。

簡単にテスターで見たみた感じでは、電源の3.3Vはちゃんとmicro:bitに入っている。

作業の最後の方で削ったmicro:bitの基板エッジコネクタ部分が怪しいのかもしれない。


追記

削って動かなくなったmicro:bitの基板のmicroUSBコネクタから通電すると動作する。
基板上の電源部分と、基板エッジコネクタの3V端子パターンとの間の配線が断線してしまったと思われる。
ジャンパーで端子と3V電源回路あたりのどこかを繋げば直せそうだ。


さらに追記
基板エッジコネクタの部品面に配線を半田付けしてたのだが、こちらの面のパターンは未接続(n.c.)になっているというのに気がついた。
基板を削りすぎたという見立ては間違いだった。

半田付け箇所を直して、ちゃんと動作を確認できた。

続く




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