蒸し器を流用した簡易蒸留器でハーブの蒸留をしてみる。
先週、ハーブ園に行って生ハーブのペパーミントとローズマリーを買ってきた。
蒸留してハーブウォーターを作ってみる。
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ガスコンロで使う鍋と合体した形状の蒸し器を最初に試してみた。
3段になった蒸し器だ。
アーネスト 3段蒸し器 料理蒸手クリア A-76267(Amazon)
蒸し器でハーブ(ミント)に高温の蒸気を当てて、立ち上った蒸気を冷却する必要がある。
ミント50gを蒸し器の2段目に入れる。
ステンレスの21cmのボウルを蒸し器のフタの代わりに乗せて、ボウルに水を入れてボウルの底の部分を冷却する。らんびきの仕組みの真似だ。
冷却された蒸気が水滴になって下に落ちるので、少し小さい15cmのボウルで受ける。
ボウルを中に入れようとすると、3段式の蒸し器だと高さが足りない。
以前に購入した別の蒸し器を組み合わせている。
ガスコンロで最下段の水を沸騰させて蒸気を発生させる。
水蒸気が隙間から少し漏れている。ハーブ(ミント)の香りがする。
フタとして乗せたボウルの冷却水が3分くらいでぬるくなってしまう。
マグカップのようなものでぬるい水を捨てて、冷たい水を足して、冷却効果を維持する。
10分ほどで蒸気からミントの香りがしなくなったので、蒸留終了。
あまりミントウォーターが多く取れなかった。
どうも蒸気の漏れが多いのが駄目っぽい。
コップに注ぐと、コップの底から高さ1cmにも満たない。
香りはペパーミントガムやミント味のハミガキ粉のような香りだ。
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電気式の蒸し器の家電も試してみた。
結果を先に書くと、こちらの電気式の蒸し器の方が蒸気の漏れが少なく蒸留することができた。
これも上記と同様にステンレスのボウルと組み合わせる。
容器が透明なので、蒸気が冷却されて水滴になって溜まっていく様子を見ることができる。
15分くらいで蒸気からローズマリーの香りがしなくなるので、蒸留終了。
ローズマリーウォーターが取れた。蒸気の漏れがこちらは少ないみたいだ。
それでもあまり大量には取れなかった。
生ハーブからはあまり沢山は作れなくて効率が悪いようだ。
枝の部分が無駄なような気がする。20gあたり200円で買った120g分のローズマリーなのだが、正味は少なかった。
作ったローズマリーウォーターとジャガイモで、ハーブポテトを作って食べた。
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追記
乾燥ハーブのドライローズマリーを買って、再度蒸留を試してみた。
蒸気からローズマリーの香りがしなくなるまで、1時間30分くらい蒸留した。
50gのドライローズマリーから400ccくらいのローズマリーウォーターができた。
上澄みはローズマリーオイルになっているのだろうか? 見た目では特に油が浮いているように見えない。
ハーブエッセンシャルオイルが取れたら良かったのだけど、うまくいかなかったようだ。
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この間、下呂の合掌村に行った時に骨董品の「らんびき」が展示してあったのを見た。
こういうのの小型版が欲しいのだけど、売っていないようだ。
陶芸体験に行って自作できないだろうか?
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追記
その後、料理酒の蒸留も試してみた。
→ 蒸し器を流用した簡易蒸留器で料理酒を蒸留してアルコールを取り出してみた