昔、刈谷市の銀座の付近に鉄道の廃線跡が無かっただろうか?
30年~35年くらい前、1975年~1980年頃のことで、子供の頃なのでちょっと記憶があいまいな話なのだけど。
当時、刈谷市の中心部に銀座通りという商店街があった。
親に連れられて買い物などの用事で銀座商店街のあたりに出掛けて、その帰りに商店街の北側の道を自動車で刈谷北高校の方面に抜けて帰っていた。
そのときに、どこかの交差点で車が停車したときに、道路脇の民家の庭先と交差点の間の小さな土地に鉄道のレールの跡のようなものを見つけたのだった。
廃線跡といっても、枕木のある鉄道のレールではなく、市電の路面電車のように道路の舗装の隙間にレールがあるような感じだったと思う。
それで、子供の頃の自分は刈谷に昔は路面電車が走っていたのかな?と思っていた。
最近調べてみると、刈谷に路面電車が走っていたということは無いらしい。
あれは何だったのだろうか?
刈谷市中心部の廃線跡というと、今の名鉄三河線は明治時代に三河鉄道という名前で今よりも南側に刈谷新駅という駅を通って営業していたというのがある。
もう今では駅や線路跡はすっかり痕跡が存在していないようだ。
あと、昭和43年までは、刈谷駅近くに名鉄の鉄道の整備工場があり、そちらに線路が通っていたのだが、これも今では廃線跡とか残っていないようだ。
他には、刈谷駅のあたりからデンソーの前まで資材を運ぶための支線があったらしい。これも今では廃線跡とか残っていない。
街中なので、そういう痕跡はすぐに消えてしまう。
久しぶりに刈谷の銀座通りのあたりに行ってみた。
昔の商店街の店はすっかり消えてしまっていた。
商店が無くなって、道路が広げられている。
まだ舗装とか跡があるので、昔の道路の幅がわかる。