去年に入手したFirefoxOS端末PEAKを新しいファームウェアにアップデートした。
このあたりのblog記事を参考にした。
→ Firefox OS 1.3 を焼いてみた (Keon/Peak) [Firefox OS]
Firefox OS 1.4のベータ版が出ているので、
images-peak-v1.4-2014-05-05.Gecko-3ed3bbf.Gaia-fccb15d.zipというファイルをPCでダウンロードした。
zipファイルの中身を取り出して、その中のflash.batを実行するとファームウェアの書き込みができる。
PEAKの音量+と-と電源ボタンの同時押しでfastbootモードで起動し、PCとUSBケーブルで接続し、flash.batを実行して、yesと選択するとフラッシュメモリのファームウェアが書き換えられる。
あとは普通にFirefox OS 1.4が起動する。
次に開発環境をWindows 8.1のPCでセットアップしたのだけど、実機と繋ぐまでがちょっと大変だった。
まず、PCにFirefoxブラウザの最新版をインストールした。
そして、アドオンのfirefox os simulatorと、helperを入れる。
app-managerを起動して、simulator(1.4)が動くのを確認した。
このあたりのblog記事を参考にした。
→ Firefox OS Simulatorはもう古い!新しい開発ツールAppManagerの使い方 – Intelligent Technology’s Technical Blog
次に実機PEAKの設定で、
「環境設定」→「端末情報」→「その他の情報」→「開発者メニュー」にチェックを入れる。
すると、環境設定に開発者メニューが出るようになる。
「環境設定」→「開発者」→「ADBと開発ツール」をタップし、「ADBと開発ツール」にチェックを入れる。
Android端末の開発などと同様にPCからリモートで開発ができるようになった。
ところが、PC側でadbのドライバがPEAKを認識しないという問題が発生した。
Androidの標準のSDKのUSBドライバだと、infファイルにPEAKのIDが入っていないのが問題のようだ。
infファイルを書き換えてデバイスマネージャーからドライバを入れ直そうとしたところ、「指定されたファイルにファイルのハッシュがありません」という表示が出て、ドライバを入れることができなかった。
Windows 8.1ではinfファイル書き換えという方法は禁止されてしまっているらしい。
Androidの開発ではこの問題はFAQのようだ。
このあたりを参考にして、署名チェックを無効化してドライバを入れた。
→ 己の為のAndroid開発ぶろぐ Windows8.1とF-12CをADB接続
無事、PCのFirefoxブラウザ上のFirefoxOS開発環境で、実機(PEAK)を認識して接続することができた。