FirefoxOS端末PEAKの音量ボタン誤作動の修理をした。
音量+ボタン(volume up)と音量-ボタン(volume down)が誤作動するという症状が起きていた。
前に一度分解して組み立てたら、再現しなくなったので直ってしまったのかと思ったら、また再発するようになってしまった。
ハード的な故障が原因だというのは、誤作動がFastbootモードの起動時にも起きるのでほぼ間違いなさそうだと思われる。
再度分解して、中身をもう一度調べてみた。
音量ボタンのスイッチの部品は基板に直接半田付けで搭載されており、他の機種のようなフレキケーブルが無いので断線では無さそうだ。断線するような場所が存在しない。
それに勝手にボタンが押される状態なので、断線ではなくてショートしているのではないかと思った。負論理になっているのかもしれないけど。
短絡を疑ってよく観察すると、ボタンスイッチの部品の押しボタンの反対側が半田面でもないのに端子が剥き出しになっている。
そして、筐体を組み立てた時に筐体のフタ側の樹脂にメッキをしてある部分が触れてしまうようになっているのを見つけた。
この部分を絶縁するためにセロテープを小さく切って貼ってから、筐体を組み立てた。
ボタンの誤作動現象はそれから起きなくなったので、うまく修理できたようだ。
というか、これって設計ミスのレベルだと思う。
しかし、あまり大きな問題として話題になっていないので、初期のごく一部ロットだけとかメッキ不良として珍しい不良モードの個体にたまたま当たったとかの限定した問題かも。