飯田線秘境駅号ツアーで、飯田線の秘境駅に行ってきた。
以前、秘境駅のDVDで飯田線について知って行こうと思っていたが、うまく切符の予約ができず、なかなか行けなかった。
今回、ツアーで予約を取って行くことができた。
飯田線の秘境駅に行くには、行楽シーズン限定の特別な観光列車の「飯田線秘境駅号」というのが運行するので、この列車を使うと秘境駅をお手軽に旅行することが可能だ。
JR東海ツアーズの旅行パックというのもあり、これだとガイド付き弁当付きで、お気楽に秘境駅ツアーを楽しむことが出来る。(自前で切符を予約したり予定を組んだりしなくてもよいので非常に楽だ)
1泊2日プランと日帰りプランがあるが、今回は日帰りプランにした。
豊橋駅出発のものを申し込んだのだが、豊橋駅まで豊橋往復割引切符を使えば名古屋駅発のものより少し安くなるからだ。
他の方法としては、青春18切符や青空フリーパスなどでのんびり行くという方法もあるが、それだと駅に降りて見学すると次の電車までの待ち時間が何時間も掛かってしまい日帰りでは済まなくなり結局はどこかで特急を使うか宿を取って宿泊する必要があり、旅費が高くなってしまう。
(ただし、飯田線に乗車するだけで駅を素通りして通過するだけならば、時間は掛かるが青春18切符の鈍行でも日帰りは可能で、片道分は名古屋から中央線を使って行けるらしい。)
青春18切符だと急行列車に乗ることはできないが、青空フリーパス(土日限定)の場合には追加料金で急行や特急に乗ることができるので、組み合わせて飯田線秘境駅号の座席指定を取れば上記の日帰りツアーと同様の旅行をすることが可能なようだ。
青空フリーパス2570円+秘境駅号の急行指定席料金1500円+片道分の特急指定席料金約2500円となり、ツアーより安くなる。
難点は土日の秘境駅号の切符の予約を取るのは難しいということだろう。
メリットとしては、先に紹介したツアーだと秘境駅号の飯田駅側から豊橋駅に向かう列車になってしまうのだが、その逆の豊橋側から出発する秘境駅号に乗ることも可能だ。
あと他に、特急伊那路の特急回数券を金券ショップで入手してうまく組み合わせるという方法もあるようだ。
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ツアー当日、名古屋から豊橋駅までJRで移動し、一旦改札の外に出て、集合時刻の9:45にツアーのガイドの人と合流した。参加者は約60人だった。
ツアー参加者はツアーの切符とか持たずに団体切符で入場し、飯田線のホームで特急伊那路に乗車する。
途中で11時くらいに「秘境駅弁当」が配られるので、早めの昼食。
12:30には天竜峡駅に到着。
このツアーでは飯田駅までは行かないで天竜峡を観光して、ここで折り返し豊橋に戻りながら秘境駅めぐりをする。
天竜峡を現地のガイドが案内して、天竜峡観光をする。3グループに分かれた。
観光コースがあるのだけど、1時間くらいかかる。
このツアーではコースの半分まで行ってつつじ橋という吊り橋のあたりで解散するのであとは自由行動だ。
電車の時間ぎりぎりになるので、コースを全部回るのは厳しいらしい。起伏があるので結構きついのだとか。
自分もコースを全部回るのはあきらめて、つつじ橋まで見て、駅に戻った。
前日から朝まで雨が降っていたので、天竜川が濁っていてあまり美しくなかった。
6つの秘境駅と大嵐駅(おおぞれえき)に停車して、それぞれの駅で10分~20分くらいの短い停車時間の間に観光をする。
天竜川沿いをゆっくり走るので、天竜川の景色を楽しめるのだが、やはり雨のせいで濁っている。
田本駅(たもとえき)。
崖になっている。少し登った場所から駅を撮影できる。
為栗駅(してぐりえき)。
川幅が広くなって湖みたいになった場所だ。近くの橋まで行って、橋から駅を撮影できる。
小和田駅(こわだえき)。
本日のメインイベント。この駅では停車時間が長い。
古い駅舎がいい感じの駅だ。
駅以外でも、途中、何カ所か絶景ポイントでは電車がゆっくり運行して案内のアナウンスが流れたりして、楽しめた。
最後は18時頃に豊橋駅に到着し、解散となった。