NVIDIA Deep Learning Day 2016 Summerに行ってきた。
NVIDIA主催のディープラーニングのセミナーだ。
去年(2015年)にも開催されていて、聴きにいったのだった。
→ ディープラーニングセミナー2015(名古屋)に行ってきた
今回は、去年よりも更に盛況で、参加人数も多かった。
内容は、以下のとおりで、全部slideshareで資料が公開されている。
・エヌビディアが加速するディープラーニング 進化するニューラルネットワークとその開発方法
ディープラーニングの最新トピックとNVIDIAのGPUの開発ロードマップとかソフト開発の取り組みの紹介。
・ディープラーニングによる画像認識と応用事例
中部大学の研究の概要の発表
・エヌビディアのディープラーニング戦略 TESLA P100 & NVIDIA DGX-1
新GPU TESLA P100の紹介
・車載組み込み用ディープラーニング・エンジン NVIDIA DRIVE PX
車載用GPUとその事例と動向の紹介
・GTC 2016 ディープラーニング最新情報
GTCで発表された事例の紹介。
感想としては、以下のような感じ。
・具体的に自動車の自動運転をターゲットとしてフォーカスした製品に力を入れていると感じた。(去年もそう感じたのだけど、さらに集中している感じ。)
・車載用のGPU開発キットは、現在では消費電力が大きいが、202X年のXデーには消費電力が削減されたものが出来る予定という。
・そのXデーに向けて開発を加速させるために、スーパーコンピュータ的なハイエンドGPUも提供している。(ディープラーニングで機械学習させるには膨大な計算量が必要となるので計算が速いというのが開発ループを速く回すのに必須。)
・世界最速のGPUを使えば、車載以外の応用分野にも大いに活用でき、新しいビジネスを切り拓くことができる。
(なぜGPUなのか、みたいな基本的な話は今回はやらなかった。去年はあったのだが)
あと、NVIDIAでは、ディープラーニング全般の相談に乗ってくれる窓口を開設しているそうだ。